少しでも抑えたい医療費
体の異変や病気の際にはどうしてもかかってしまう医療費、時には高額な費用が必要になるため少しでも節約したいところですね。
そこで、避けることの出来ない医療費をできるだけ抑える方法をご紹介していきたいと思います。
医療費を節約するための基礎知識
・保険証を必ず持参する(お薬手帳もあればなおよし)
医療費を節約する上で絶対的に必要不可欠なのが保険証です。
保険証があれば医療費は3割負担で済みますが、保険証を持っていない場合は全ての医療費を自腹で支払うため非常に高額な支払いが発生します。
病院によっては次回持参することで保険を適応してくれる場合もありますが、基本的には出来ないので注意しましょう。
・かかりつけの病院、薬局を決めておく
信頼できる医師を見つけたら、できる限りその医師に診療してもらうようにしましょう。
同じ医師に診察してもらうことで、体の健康状態や医療記録を正確に残してもらうことができるため、大きな病院を紹介してもらう際にも正確なカルテを提出してくれます。
また、薬局を絞ることによって薬の重複や、体質に合わせた薬の飲み合わせを考慮して処方してくれます。
外来診察(入院)での節約術
・緊急事態以外は診療時間外での受診を避ける
診察時間外に受診すると、時間外加算により医療費が割増されてしまうため、通常の受診よりも医療費が嵩む可能性があります。
時間外加算には休日、深夜、時間外の三種類があり、初診、再診で加算方法が違います。
・助成制度を利用する
予防注射や人間ドックは個人で受けるよりも、自治体や勤務先の保険組合助成制度を利用するのがお勧めです。
会社員であれば、勤務先の健康保険組合で人間ドックや予防接種に助成金を出している場合があり、自治体に関しても助成金を出している場合があるので、受診前に確認しておきましょう。
・薬をジェネリックに変える
ジェネリック医薬品とは新薬の特許が切れた後に、他のメーカーが同じ成分で作った薬のことを言います。
製造方法は同じで効能も一緒ですが、値段が大幅に安いというメリットがあり、最大で新薬の半値の価格で利用することが出来るため、医療費を抑えるためには切っても切り離せない存在です。
・高額医療費制度を利用する
高額医療費制度は、入院費が高額になった場合に利用できる制度で、自己負担限度額を超えた分の医療費を後から払い戻してくれるようになっています。
しかし、この制度は後から払い戻しという流れになっているので、最初に自己負担する必要があるというのが最大の欠点です。
医療費控除を使って税金を還付する
医療費控除とは、年間で支払った医療費が一定の金額を超えた場合、所得から差し引くことができる制度で、医療費の節約になります。
申請には確定申告をする必要があるため、敷居は少し高いですが最近では申請方法も簡略化されてきているのでどんどん利用してみましょう。