除湿機をかけた時の電気代はどのくらい?
家の中でのジメジメとした状態をすっきりさせるため、また押し入れなどのカビ対策をするのに、除湿機はとても有効です。
とはいえ、除湿機はずっと運転し続けることが多く、その分だけ電気代がかかってしまうのではないかという心配があります。
電気料金が高騰している中、できるだけ節約したいものです。
実際のところ、除湿機の電気代は機種や使用方法によって異なります。
一般的には除湿機の消費電力は200Wから500W程度ですので、1時間使用すると20円から50円程度の電気代がかかります。
1か月換算だと、4,000円から8,000円くらいかかることになります。
ただし、気温や湿度、使用環境によっても消費電力は変動するため、正確な電気代は使用実績に基づいて算出する必要があります。
除湿機の種類について
除湿機にはいくつかの種類があって、それによっても消費電力が変わってきます。
コンプレッサー式除湿機というタイプは、空気を冷やして水蒸気を結露させ、湿気を取り除く方式の除湿機です。
広い面積を除湿することができるため、家庭用の除湿機によく使われます。
ただし、動作音が大きいことが欠点の一つです。
デジカントタイプは内部のヒーターをを使って湿気を減らす方法の除湿機です。
一般的に除湿が難しい冬季期間でも、ヒーターで暖めるため効果的に除湿ができます。
しかし、ヒーターを稼働させることが必要なため、ランニングコストがかかってしまうのが欠点の一つです。
両方を組み合わせたハイブリッド方式の除湿機もあります。
どの季節でも変わらない性能で除湿ができることや、小型で使いやすく移動させることもできるため寝室やオフィスで使用することができるのがメリットです。
ただし、消費電力が大きいため電気代が高くなることがあります。
除湿機にかかる電気代を節約するには?
除湿機は、湿度の高い場所を選んで設置することで効率的に湿気を取り除くことができます。
ただし、設置場所が暑い場合は除湿機の動作音が大きくなるため、室温の高い場所には設置しない方が良いでしょう。
長時間稼働させると電気代が高くなるため、使用時間を短くすることが節電のポイントです。
もしくは運転モードを弱にするなどの設定をすることも効果的です。
特に使用する部屋の面積が小さい場合は、1時間程度の使用もしくは弱モードでも十分な場合があります。
除湿モードだけでなく、除湿機には風量の強弱調整ができるものがあります。
風量を弱くなるように設定して、必要以上に強い風を出さないようにします。
こうした設定を組み合わせることで電気代を節約できますので、効率よく使う方法、無駄のない使い方を意識しましょう。