「信用情報」について
住宅ローンや自動車ローン、各種ローンを組む際にはローンの審査に通る必要があります。
ローンの審査が通るかどうかのカギを握るのが「信用情報」です。
もしもローンの審査に落ちてしまったとしたら、信用情報が原因である可能性が高いです。
信用情報とは、信用情報機関に記録されているお金に関わる情報であり、金額や何に使ったのかということではなく、「支払いがちゃんとなされているか」という履歴を指します。
金融機関は、ローンの申込みを受け付けた後、希望者の信用情報の履歴を見て、支払いの遅延の有無を確認します。
クレジットカードだけではない!
ローンが組めなかった場合、信用情報に過去の遅延記録が残っていたという可能性があります。
そのような記憶はないという方は、クレジットカードだけではなく、携帯やスマホ料金の支払い、奨学金の返済なども含まれますので思い当たることはないか考えてみてください。
例えばスマホ端末を分割払いにした場合には、信用情報機関に登録されますので注意が必要です。
うっかり通信費の支払いを忘れたともなると、この信用情報に支払いの遅延として記録が残ることになります。
もちろん、ただ1回の通信費支の払い忘れくらいではローンの審査に影響を与えることはないでしょう。
ただし、何ヶ月も遅延を発生させたり、度々延滞している場合にはローン査定に響くことになります。
その時はやり過ごしたとしても、後にローンを組みたいときに審査に通らない可能性がありますので、クレジットカードや分割払いの支払いはきちんと行うようにしましょう。
なお、信用情報の記録は、延滞の場合で解消後5年間、自己破産をした場合は10年間残り、ローンの申込みについては6ヶ月間です。
ローン審査に落ちたからと立て続けに申込みをすると、同じ時期に複数回の記録が残りますので、その点を考慮して落ちたとしても半年は我慢することをおすすめします。
自分で調べることができる
信用情報は金融機関だけが確認できる情報ではなく、自分でも調べることが可能です。
CICという信用情報会社では、スマホやパソコン、郵送や窓口へ行くことで情報開示を求めることができます。
スマホでも簡単にできますので、ローンを組みたい方は一度開示請求をしてみてはいかがでしょうか。
まずは専用ダイヤルに電話をかけ、受付番号を取得したら、スマホからCICのサイトにアクセスをして、取得した番号と必要事項を入力しましょう。
するとパスワードが表示されますので、メモをとっておきます。
PDFファイルの開示報告書を開き、パスワードを入力して見ることができるようになります。
なお、信用情報を確認するには手数料がかかりますので注意してください。