住宅ローンとは
住宅ローンは、家を建てたり購入する際に受けられる融資のことで、大手銀行から地方銀行、さらにネット銀行や保険会社など、多くの金融機関で取り扱いがあります。
家を購入する際、物件にもよりますが、何千万単位のまとまった額のお金が必要となり、全額一括で払う方はほとんどいません。
そのため、住宅ローンを利用することが一般的とされていますので、夢のマイホームを建てたいと計画するなら、まずは住宅ローンのことについて勉強する必要があります。
住宅ローンの金利の種類
住宅ローンは金利によって大きく3種類に分けられます。
代表的な金利の種類として、「固定金利」「変動金利」、そして「固定期間選択型」の3つになります。
これら3種類はそれぞれに金利の見直しをする時期が異なります。
なお、実際にはこの3種類に当てはまらない住宅ローンもあり、それぞれに特徴や向き不向きがありますので、自分に合った住宅ローンはどれか、慎重に選ぶ必要があります。
「固定金利」とは、名前のごとく金利が完済するまで変わることがないタイプの金利です。
例えば30年の住宅ローンを組んだ場合、原則として30年間金利は固定されます。
代表的な固定金利の住宅ローンには「フラット35」というものがありますが、比較的低い金利で利用できるというものです。
「変動金利」とは、だいたい半年ごとに金利の見直しがあり、基準金利の変動によって変動金利も上がったり下がったりします。
ただし、返済額がそうコロコロ変わると返済する側が大変ですので、実際には5年毎となります。
5年の間に金利が高くなったとしても、返済額の元金割合を減らして一定に保つような仕組みになっていることが特徴です。
「固定期間選択型」になると、3・5・10年といった固定期間が設定されており、その間金利や返済額が変わらず、その期間が終われば再び固定期間を選び直すという仕組みになります。
住宅ローンを借りるメリット・デメリット
住宅ローンのメリットは、やはり資本金が足りなくても自分の家を購入できるということです。
本来、お金を借りずに家を買うことができればベストですが、家と買うともなると簡単に貯まるものではありませんので、マイホームは夢のまた夢となって力尽きてしまうかもしれません。
住宅ローンを活用すれば、夢のマイホームが現実となり、早い段階で手に入れることができます。
対してデメリットは、夢を実現できる代わりに、20年、30年と長い間返済を続ける必要があり、金利を支払う必要があることです。
家を持ちたいのであれば、元気に働けるうちに早い段階で住宅ローンを利用することをおすすめします。
住宅ローンの注意点
家を建てる、あるいは購入する際に、できるだけ希望を詰め込んだ家に住みたいと思うのは理解できます。
ただし、住宅ローンを今は返せるとしても、35年間継続することができる額なのか、よく考える必要があります。
そのためにも長期プランで将来を見据えた無理のない計画を立て、目先の金利だけにとらわれず、現実的な返済プランのシュミレーションをすることが大事です。