便利なリボ払いに実は大きな落とし穴
「今すぐ欲しい商品がある」「月々の支払い減らしたい」…こんな時に月々定額(低額)の支払いで利用できるリボ払いは便利なシステムです。
いつでも使えて便利なリボ払いですが、それが原因でカード破産に追い込まれてしまうような事例もあります。
今回は、便利なリボ払いの落とし穴について、詳しくご紹介していきたいと思います。
そもそもリボ払いってなに?
リボ払いとは、クレジットカードの返済方法の一つで、正式には「リボルビング払い」と言います。
その構造を簡単にいうと「どんなに高額な商品を購入しても、月々決まった支払額のみを返済できる」返済方法となっています。
例えば、10万円の商品を購入したけれど、月々の支払いが苦しいからリボ払いで月々5000円の支払いに変更するような事が可能になります。
(月々の支払い可能額はクレジットカード会社により異なります。)
「それならメリットの方が大きいんじゃないの?」こんな風に思ったあなたはカード破産予備軍です。
リボ払いがなぜ落とし穴なのか、次の項目で詳しくご説明します。
リボ払いの仕組みと落とし穴
リボ払いの巧妙な仕組みと落とし穴についてご紹介します。
1.利用する限り支払い続ける金利
リボ払いの金利は、クレジットカードの利用残高の金額によって決まっており、クレジットカードを利用する限り、金利が発生する仕組みになっています。
そのため、一括払いであれば掛かるはずのない支払いにまで金利が発生してしまうのです。
2.リボ払いの性質上、元金が減らない
元々の支払い額が少なく、支払いごとに金利が加算されているため、元金の返済率が非常に悪いです。
2年間支払っているのに、元金が全く減っていない!なんてこともあります。
3.毎月の支払い額が低いため、余計な買い物をしやすい
毎月の支払い額が少ないので、クレジットカードを使っている感覚無く、軽い気持ちで衝動買いなどをすることが多くなるため、気がついたら大金を支払っていたなんてことも。
4.リボ払いの存在を忘れてしまう
リボ払いは、元金の支払いがあるかぎり続きます。
そのため、リボ払いをしていることを忘れてしまい、残高を気にしないカードの利用を行なってしまうため非常に危険です。
リボ払いは使わない方がいいの?
これは時と場合によりますが、ほとんどの場合は利用しない方がいいでしょう。
どうしても欲しい商品があり、購入を検討しているのであれば、クレジットカードの分割を利用するかショッピングローンを活用した方が、支払いに対する意識が変わるためおすすめです。
どうしてもリボ払いを使いたい場合は、事前に仕組みを理解しておき、どのくらいで返済できるのかを把握して計画に使いましょう。
ご利用は計画的に!