今からでも間に合う金投資
金といえば「金の延べ棒」を思い浮かべませんか?
金は実物資産(物質自体に価値がある)と呼ばれ、長年に渡って大きな価格変動をせず、高価な物質として取引されてきたことから「有事の金」とも言われています。
そんな金の需要は現在でも安定しているどころか、どんどん上がってきています。
そこで、今回は金を使った投資をご紹介していきたいと思います。
どうして金は価値があるの?
金が高い理由はいくつかあります。
一つ目は、地球上にある絶対量が少ない金属であるということです。
現在発見されている世界中の金をかき集めたとしても、50プール3.5杯分(約18万トン)程度しかないと言われています。(金属としては非常に少ない)
鉄の原料となる鉄鉱石は総埋蔵鉱量が約1500億トンと推定されており、金が以下に少ないかが理解出来ると思います。
二つ目の理由に金という素材の性質があります。
金は酸化しにくく、密度が高くて加工しやすいというメリットがあり、スマホやパソコンの部品や医療機械に多く使用されています。
酸化しにくいというメリットのおかげで、長期間の使用でも錆や腐食が起こらず、重要なパーツの素材としても優れているからです。
このような理由から、金は昔から価値が高く、現在でも非常に価値のある物質として取引されています。
金投資を始めるために
金投資を個人で始めるためにはいくつかの方法があります。
ここでは、それぞれ解説していきたいと思います。
・金貨、金地金を購入する
実際に金を購入して手元に保有する方法です。
物理的に購入して保管するため、保管場所によっては盗難のリスクが高まり、自宅の盗難強化が必要になるほか、金を購入する資金が必要なため、初期投資額が大きくなるのがデメリットです。
しかし、常に金を確認できるため、所有欲と金投資をしている実感は一番あるでしょう。
・純金積立
金の販売業者が提供している純金積立という方法です。
純金積立とは、申請することで定額、定量の金を自動で購入する仕組みで、1000円単位の低額から始められるのがメリットです。
また、定額積立であれば「ドルコスト平均法」によって購入単価を抑えることもできるため、初期費用を抑えた金投資が可能です。
正し、純金積立を行なっている販売業者が何らかの理由で破綻した場合には、預けている金資産を全て失ってしまう可能性があります。
・投資信託
投資家から集めた資金を一つの大きな資金として、運用の専門家が投資、運用を行い、運用結果に応じて報酬を分配する仕組みのことを言います。
投資信託のメリットは非常に少額から始められることで、万が一投資信託に携わる金融機関が破綻しても資産は保全されることです。
その一方で、金の投資信託を購入したとしても後から投資信託を現物の金にすることはできないというデメリットもあります。
金投資の可能性
長年にわたって安定した価値を生み出している金は、これからも大きな損失を出すことなく安定した需要を供給していくでしょう。
これから金投資を始めるならばどの方法が得策なのか、十分に吟味してください。