ETF投資とは
ETFとは投資信託の一種で、正式名称をExchange Traded Fund 「上場投資信託」と言います。
通常の投資信託との大きな違いは、取引所に上場しているか、上場していないかです。
ETFはリアルタイムで売買取引できるというメリットがあり、株式と投資信託のいいとこ取りをしていると言えるでしょう。
投資信託と比べたETFのポイント
「メリット」
・手軽に分散投資ができる
ETFは様々な銘柄より構成されており、1つのETFでリスクを最小限に抑えながら分散投資をすることが可能です。
・取引所と同じタイミングで売買が可能
ETFは取引所が開いている間はリアルタイム取引が可能で、信用取引も同様に行えるため、相場の変化にすぐ対応することが可能です。
「デメリット」
・売買に手数料がかかる
投資信託に比べて安いことが多いですが、いくつかの取引では高額な手数料を請求される場合があります。
そのため、価格に疑問をもった場合は投資信託と比較するようにしましょう。
・自動積立投資が出来ない
ETFは自身で市場価格をチェックしながら売買を行う必要があるため、自動積立投資が出来ない場合があります。
正し、一部の証券会社では一定の金額で株式を買い続ける株式累積投資の対象銘柄となっている場合もあるので注意が必要です。
・投資額が高額になることが多い
ETFの最低投資金額は平均して数万円以上かかってしまうため、500円から始められる投資信託に比べるとどうしても高額になってしまいます。
そのため、投資信託を手軽に初めてみたい初心者の方には敷居が高いというデメリットがあります。
ETFの分配金
ETFの分配金は年に1回、2回、4回など様々ですが、主に1月と7月が、主な分配金基準日として設定されるケースが多いとされています。
(株式の場合は決算月である3月と9月が多い)
また、分配金を受け取るためには、権利確定日までにETFの所有者になっている必要があり、所有しない場合は購入する必要性があるので注意しましょう。
なお、分配金の支払いについては、決算日である分配金支払基準日からカウントして、おおよそ40日と定められています。
ETFの利回りとおすすめの銘柄
分配金利回りとは、ETFで投資した資金に対して、昨年度の分配金がどの程度
あったのかを表したものです。
過去一年間に支払った分配金を基準価格で割って割り出します。
分配金を実施するETFだけでも154の銘柄が存在しており、ETF全体では200を超える銘柄が上場しているため、選ぶのは非常に困難です。
どうしてもいい銘柄を見つけることが出来ない場合はETF・E T N銘柄検索がお勧めです。
この分配金や運用コスト順、年間騰落率などから検索することができるので、自分にあったETFを探すことが可能になります。